【応用例】
上澄み液をバルク(ブランク)液として測定し、Rsp値を算出することによって、
分散材の最適濃度をより明確にとらえることができました。



カーボンブラックを溶液へ、自公転ミキサーで条件を変えて分散させました。
分散直後では自転の回転数が大きいほど分散性が良いことが示差されました。
表 分散条件
| 回転数(rpm) | ||
| 自転 | 公転 | |
| 手混ぜ | – | – |
| C11 | 700 | 1,400 |
| C12 | 2,000 | 1,400 |
| C13 | 2,000 | 1,400 |


ジェットミルによる最適な圧力を決定するため、日焼け止めクリーム原液の緩和時間と粘度を測定した事例です。
粘度と分散度に相関関数が得られ、2000 PSIが最も分散性が良いことが示差されました。

※緩和時間を分散度(%)に換算
低磁場NMR(パルスNMR)は、核スピンがラジオ波で励起された後、元の状態に戻るまでの時間=「緩和時間」を測定する手法です。
微粒子分散体では、粒子表面に拘束された溶媒と自由に動ける溶媒とで分子運動性が異なるため、それぞれ異なる緩和時間を示します。
分散液全体の緩和時間はこれらの平均値として観測されます。
溶媒単体の緩和時間と比較することで、以下の評価が可能です。

同一の粒子と分散媒の組み合わせであれば、粘度・粒子径などのパラメーターが不明でも、緩和時間の測定のみで比表面積の変化や分散状態を比較可能です。
下図は、分散時間の違いによる分散状態の変化を示したイメージ図です。

微粒子を溶媒に投入した直後は、分散しやすく表面処理しされた微粒子であっても、何らかの凝集体を形成していると考えられます。
物理的な力を加えると凝集体はほぐれ、微粒子表面と溶媒の接触面積が増加。
表面に拘束される溶媒が増えるにつれ、緩和時間は短くなります。

| MagnoMeter XRS | MagnoMeter SED | |
| 測定部位 | 底部(底から1 cm) | 中間部(底から1~2 cm) |
| 観測核 | 水素原子核(1H) | |
| 共鳴周波数 | 12 MHz | |
| 試料管 | 5 mmφ | |
| 粒子濃度 | 1 vol%~上限なし | |
| 粘度 | 上限なし(分取可能な範囲) | |
| 測定可能溶媒 | 水系・有機溶媒系(1H含有) | |
| 試料量 | 約100 μL~ | |
| 測定項目 | T1、T2 | |
| 測定時間 | T1:約1分/ T2:約20秒 | |
| 温度制御 | 10~50℃(循環恒温槽) | |
| 操作性 | オートチューニング / ワンクリック | |
| 電源 | AC100V 50/60Hz 3A | |
| 装置寸法(本体+PC) | W500×D400 mm | |
| マグネットポッド | φ200×H230 mm / 約3 kg | |
| 分光器 | W360×D260×H130 mm / 約6 kg | |