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リチウムイオンバッテリーとは、化学電池の一種であり、充電と放電を繰り返して使用できる二次電池です。使い切りの一次電池や、反応物質を外部から供給して発電する燃料電池とは異なり、電池内部の反応を可逆的に進めることで再利用できるのが特長です。
リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン二次電池、リチウムイオン蓄電池とも呼称)は、次の4要素を満たす電池として一般に定義されます。
「リチウム電池」であっても、上記1・2を満たさないものはリチウムイオンバッテリーとは呼びません。高いエネルギー密度と繰り返し使用のしやすさから、携帯機器から電動工具、電動アシスト自転車、電気自動車まで幅広い用途で採用されています。
リチウムイオンバッテリーは、主に正極活物質の種類によって分類されます。代表的な5種類の概要は以下のとおりです。
リチウムイオンバッテリーは、吸蔵・脱離(インターカレーション)にもとづく可逆な酸化還元で発電します。充放電に際して負極活物質の溶解・析出を伴わないため、原理的にデンドライトは基本的に発生しません。
正常使用下でも、電池は経年で劣化しサイクル寿命を迎えます。ここでいう劣化とは、充放電容量および電圧の自然な低下を指します。主な要因は次の4つです。
一般的なサイクル寿命は500~2000回と幅があり、使用条件によって大きく異なります。
リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度が高いことが大きな利点ですが、短絡(ショート)など異常時には発熱し、極度な膨れや発火に至るおそれがあります。
また、長時間満充電のまま放置したり、温度変化の激しい環境にさらすと劣化が進み、性能低下だけでなく安全性に影響する可能性があります。メリットを最大化するためにも、こうしたデメリットを理解し、適切な管理・安全措置を徹底することが重要です。
廃棄・回収はお住まいの自治体方針に従うことが原則です。一般に、電池の種類によって取り扱いは3パターンに分かれますが、いずれの場合も機器から取り外し、端子を絶縁し、回収ボックスや回収協力店に収めましょう。
ここでは、一般的なリチウムイオン電池の試作プロセスについて説明します。近年は、有機系材料の採用や全固体化など新たな電池技術が相次いでおり、常に新技術への対応が求められています。
いずれの材料も微細化が前提であり、用途に応じた粉砕・解砕装置の選定が不可欠です。
電池特性は分散状態と密接に関係します。導電助剤や分散媒などと組み合わせ、均一で高分散なペーストを調製することが重要です。
ペーストの性状に応じて、最適な塗工方式を選ぶ必要があります。乾燥についても、マイグレーション抑制や乾燥時間の短縮など、解決すべき課題が存在します。
エネルギー密度や電気的コンタクトの向上を目的とする工程です。一般的には連続式のロールプレスを用いますが、デバイスに応じて1軸圧縮式など別方式を選択する場合もあります。
目的に応じて、切断方法だけでも複数の選択肢があります。試験は、繰り返し特性の評価に加え、安全性評価も必須です。
【回答】 一次電池は使い切りで、放電が終わると廃棄します。リチウムイオンバッテリーは充電して繰り返し使える二次電池です。
【回答】 サイクル寿命はおおむね500~2000回と幅があります。劣化要因(電極のはく離、SEI成長、リチウムイオン移動量の減少、BMSの劣化)や、満充電放置・高温多湿などの保存条件により寿命は短くなります。
【回答】 リチウムイオンの吸蔵・脱離(インターカレーション)による可逆な酸化還元反応で発電します。放電時は負極からリチウムイオンが脱離して正極に吸蔵され、電子は外部回路を通って正極へ流れます。充電時はその逆が起こります。
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