製品のご紹介
製品のご紹介
化粧品・シャンプー・潤滑剤・シール剤など、身の周りのシリコーン製品の利用範囲拡大により、特に自動車分野などで、シロキサンによる電気接点接触障害が問題となっています。
これまでは、シロキサン環境を再現する装置がなく、シロキサン耐性を把握することができませんでした。
シロキサン耐久試験器は、シロキサンの濃度制御ができる、今までに無い全く新しい装置です。
再現性のある環境を提供し、シロキサンへの耐性を確実に評価することができます。
様々な自動車・部品メーカー様にご協力頂き、装置の効果を確認頂いております。
シロキサン原液を容器に入れ、加熱することで密閉容器(デシケーター)をシロキサンガスで充満させる。
※問題
濃度分布が悪く(制御できていない)、濃度の再現性はない。
(濃度は計算値(シロキサン原料:体積)によるもので、壁面への吸着など考慮していない。)
シロキサン原液をバブラーユニットを使って飽和状態にし、乾燥空気との混合比率で濃度を調整。任意の濃度に設定できる。
分布も良く、再現性の高い試験を実現。
● 槽内にリレーやモータ、スイッチなど機械接点部品を設置し、外部から駆動することで、シロキサン環境下での耐性を評価することが可能です。
● 濃度制御ができるので、使用環境を再現したり、高濃度環境下で加速性を見出したりするのに有効です。
シロキサンの濃度を制御することで、再現性の高い環境を提供します。 濃度範囲:1~25ppm(応相談)
また、ウェット側配管と槽内攪拌器の最適化により、低濃度時でも高い分布性能を確保しました。
長時間の試験に対応するだけでなく、ランニングコストの低減に成功しました。
アルゴン溶接を使用した密閉槽を新たに開発。試料から発生するシロキサンをサンプルすることも可能です。
また、槽内のガスをサンプリングし易いサンプリングポートを搭載しました。
槽内でリレーやスイッチを駆動することを想定し、槽左側にケーブル孔を装備しました。
槽内壁面に付着したシロキサンを除去するクリーニング機能を搭載。
高濃度から低濃度への移行を容易にしました。また、再揮発を防止し、濃度安定性を向上します。
シロキサン発生源 | D4原液 |
シロキサン濃度 | 0ppm(パージ)、1ppm-25ppm |
温度幅 | RT+15℃~+90℃ |
有効内寸法(wxhxd) | 600x600x600mm |
外寸(wxhxd) | 1190x1880x1315mm |
注:リアルタイムモニタは未搭載。(設定値によりマスフローを制御) |