製品のご紹介
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懸濁液やエマルション、スラッジ、フォーム等の濃厚/希薄分散系の分離現象を直接測定し、そのデータの解析から 「安定性、沈降、クリーミング、凝集、分離特性」等を客観的かつ高精度に分析できます。また、溶液の分離過程を従来法:自然沈降の目視観察に比べて2,300倍も早く分析できます。
測定セルに試料を注入しセットします。5~2300Gの遠心力を加えると分散粒子の移動が加速されます。測定セルの上下には光源および受光検出器が配置され試料中に分散している粒子群の位置的変化を光透過量の変化として測定しています。分散の良好なゾーンは光を散乱または吸収するため透過光量は少なくなります。それに対し遠心分離により形成される上澄み液の透過光量は次第に増加します。測定セル内の粒子群の位置分布はCCDセンサーにより検出され、測定セル深さ方向に対する透過光量プロファイルとして出力されます。測定間隔は10~600秒の範囲で指定できます。測定は42時間まで継続できます。また、測定中の回転数の増減をプログラムできます。測定に必要なサンプル量は最大2mlで済み、低粘度水系サンプルの測定は、安価な使い捨て(disposable)タイプの専用プラスッチックセル、一方高粘度水系サンプルおよび有機溶剤系サンプルは同様に安価な使い捨てタイプの専用円筒状ガラスセルを使用できます。
従来方に比べ2300倍も迅速
1~90体積%
迅速な研究開発
CCDセンサーによるリアルタイム測定
豊富なデータによる比較検討
(分離速度や沈降体積などの解析および測定条件のプログラム機能)
遠心沈降光透過式 粒度分布・分散安定性分析装置LUMiSizerでは、4峰性シリカ懸濁液の粒度分布は精度良く4つのピークとして解析できます(上記は容積基準の粒度分布[頻度分布])。一方、レーザー回折法(Laser diffraction)や光子相関法(Photon Correlation Spectroscopy;別名:動的光散乱法)ではこの4峰性シリカ懸濁液の粒度分布を4つのピークとして解析できず、ブロードな1~2個のピークとしてしか解析できません。
【応用分野】
医薬品、化粧品、塗料、
セラミックス、食品、顔料、
鉱工業、化学/石油、飲料、
インク、農薬、その他分散系全般
二次電池についてお知りになりたい方は、下記ページもご参照ください。