片面接触時の動的伸縮特性を測定

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  • 熱収縮率測定装置
  • Model HSA

熱収縮率測定装置HSAは、加熱板との片面接触時の試料の動的伸縮特性を測定します。伸縮現象の起こる印刷、接着のような多くの紙やプラスチックフィルムの転写プロセスは、加熱板との紙の片面接触によって分析されます。

製品情報

仕様

測定原理

 

クランプで固定した試験紙片に一定張力を付加した状態で温度制御した加熱板の付いた測定セルへ落下させます。加熱板との接触の瞬間(100ms後)から紙片の伸縮性の変化が変位センサーで測定され、少なくとも 59 mm長の接触長に対する変化率%に換算され、伸縮率の経時グラフがPC画面に表示されます。実プロセスとの最大限の相関性を確保するため、錘を使って1 N~5 N/60 mm の範囲内で試料に加重されます。

 

特長

●加熱板との片面接触直後からの伸縮性の動特性の測定。

●簡便な操作性。

●WSD、HSA測定モジュールを備えた熱収縮性・ぬれストレッチ測定装置 DSSもございます。

 

用途

1.製紙工業、印刷工業

● 乾燥、定着工程における紙の寸法安定性の評価
  レーザー印刷機、コピー機の操業性の改善
● レジスター発生の低減
  4色カラーレーザー印刷、オフセット印刷
  ロトグラビア印刷、化粧紙印刷など

 

2.その他のシート状素材の温度負荷に対する寸法安定性の評価

● ラミネートフィルム、プラスチックフィルム、壁紙など

 

 測定例


波打ち現象の見られるコピー紙

タバコケース包装用OPPプラスチックフィルム