研究室・工場等を常時監視し、発煙・発火を伴う火災の予兆を素早く検知するサーマルカメラです。
目視ではわからない温度を可視化し、材料や電池などが発する熱を非接触で検知することで、異常発熱や急激な温度変化を即座に捉え、発煙・発火の事故予兆を通知します。
特に、内部発熱を起点とした火災リスクが高いリチウムイオン電池を扱う研究・評価・保管環境において、予知保全の観点から高い効果を発揮します。
また、 粉体・化学材料・廃棄物・燃料など、 自己発熱・蓄熱リスクを伴う対象物にも対応可能です。
※サーマルカメラは、消防法に定められた消防用設備ではありません。
既存の消防設備との併用をお願いいたします。
MOBOTIXは、サーマルカメラで画像や映像を取得し、温度異常・発煙・発火の予兆を早期に検知・通知する火災予防ソリューションです。
物体の表面温度を「面」で測定することで、発火前の異常な温度上昇を即座に可視化・検知できることが特長です。

①温度異常をリアルタイムで検知
物体の表面温度を「面」で検知し、発熱初期段階で温度異常を検知することで、火災リスクを低減します。
②完全な暗闇・無人環境でも監視可能
可視光不要なため、夜間や無人環境でも安定した監視が可能です。
③透過性能が高く、霧や煙の発生する環境に強い
防塵防水規格 IP66に対応
④広範囲を少ない台数で監視
長距離撮影に対応し、広範囲を少ない台数で効率的に監視できます。
温度検知エリアを最大20ヶ所まで設定可能です。
エリア別に、警告温度・温度変化率を設定できます。
⑤外部機器との連携が可能
温度異常や発煙・発火の兆候を検知すると、外部機器と連携し、迅速な通知・初動対応を実現します。
工場・現場・研究室など、導入先の環境に合わせた柔軟なシステム構築が可能です。
近年、リチウムイオン電池関連の火災の発生が増加しており、令和5年には過去最高の167件が発生しました。(東京消防庁管轄内)

出展:総務省消防庁「事務連絡 リチウムイオン電池からの火災に対する注意喚起について(令和6年9月9日)」
https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/20240909jimurenraku.pdf
試作電池や廃棄予定電池の保管庫・貯蔵庫において、リチウムイオン電池を起因とする火災リスクの低減が求められています。
本ソリューションでは、放水設備と連携し、異常検知時に自動放水を行うことも可能です。
また当社では、リチウムイオン電池や引火性の高い材料の保管に適した安全保管庫も取り扱っております。
本装置と併せて、更なる安全対策の強化にご活用下さい。
ひとたび火災が発生すると、工場の稼働停止をはじめ、事業全体に大きな影響を及ぼしします。

本ソリューションにより、BCP*に基づき、
に貢献します。
*BCP (Business Continuity Plan):事業継続計画
企業や組織が災害や事故などの緊急事態に直面した際、重要な業務を中断させないこと、または早期に復旧させるための計画です。
BCPでは、事故を未然に防ぐとともに、発生時の被害を最小限に抑えることが重要です。
火災は完全に防ぐことは難しいため、発生した場合には従業員や設備が迅速かつ適切に対応し、早期復旧を図ることが求められています。
参照|防災情報のページ-内閣府
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/keizoku/sk.html
背景
ドラフトチャンバーを設置している研究室で、廃液・廃材を起因とするボヤ火災が発生。
研究員が常駐していない夜間・休日の火災リスクが課題となっていた。
目的
火災の未然防止を目的に、ドラフトチャンバー内の異常な温度上昇を早期に検知できる監視体制を構築。
導入内容(アクション)
導入メリット

背景
同業他社にて、バイオマス燃料の自然発火による火災事故が発生。
自社でも同様のリスクに備える必要があった。
目的
広範囲に保管されているバイオマス燃料について、
人がいない時間帯でも異常温度を検知できる監視体制を構築。
導入内容(アクション)
導入メリット

背景
過去に、煤塵を収納したフレコンバッグからの出火事故が発生。
再発防止策が求められていた。
目的
煤塵入りフレコンの異常な温度上昇を早期に検知し、火災を未然に防止。
導入内容(アクション)
導入メリット

MOBOTIX M73

| 動作温度 | -40~65℃(最低始動温度:-30℃) |
| 保護等級 | IK10、IP66、NEMA 4X |
| 光感度 |
カラーセンサー:0.1 lx @ 1/60秒、0.005 lx @ 1秒 |
| 内蔵DVRストレージ | 内蔵microSDカード(SDHC/SDXC)、出荷時8GB、最大1TB |
| MTBF | 80,000時間 |
| 寸法(W×D×H) | 153×232×228 mm |
| 重量 | 約2.5 kg(センサーモジュール抜き) |
※製品の仕様は予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承の上、詳細は都度ご確認ください。
バッテリーの発熱から発火に至る過程を再現しました。
異常検知からわずか1分で発火、その5分後に爆発しました。
温度異常を早期検知することが、被害軽減において極めて重要です。
ごみ中継施設で発生した火災に迅速に対処した事例です。
異常検知から数分後に消火活動が始まり、鎮火されました。
火災発生時は、発煙や粉塵により視界が遮られるケースが多く、通常の監視カメラでは火災状況の把握が困難となりますが、本装置は、温度分布を可視化することで、火災の大きさや温度変化、作業者の動きをリアルタイムで把握できます。