グラインドゲージの自動化・DX化に
濃厚系スラリー分散性自動検査装置|株式会社第一測範製作所 

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  • 分散性自動検査装置 ADIM-Compact/ADIM

ADIMは、スラリーの分散状態や混練状態を定量的に評価するグラインドゲージ(粒ゲージ)を自動化した装置です。

 

・サンプルセット後、引き取り・観察・判定までを全自動で実行

・希釈不要、濃厚系のままリアルな分散性を数値化

・画像解析で熟練者の目視作業を自動化し、個人差抑制

概要

分散度合いを測定するグラインドゲージ(粒ゲージ・粒度ゲージ・グラインドメータ)の検査工程を自動化した装置です。
サンプルをセットしてスタートボタンを押すだけで、ゲージスライド・撮像・画像解析・判定までを自動実行。
従来の手作業で生じていた評価のバラつきや属人性を排除し、誰でも安定した分散評価が可能です。

 

 

ADIM-Compact/ADIM

グラインドゲージ(粒度ゲージ)

スクレーパスライド

 

自動で試料をゲージ面にスライドし安定した検査が可能

 

検査者のスキルが必要

測定結果判定

 

画像処理で定量化が可能

目視判定の為、検査者による
差異が発生する場合がある

測定結果保存 PCに保存 不可

仕様

 

仕様

ADIM-Compact

ADIM

測定範囲*1 200~7.5(筋模様)*2

200~7.5(筋模様)、200~10(粒模様)

繰り返し安定性*3 目盛間隔×0.5  
使用ゲージ寸法[mm] W175×H65×T13の1帯or2帯ゲージ W240×H88×T25の1帯or2帯ゲージ
使用スクレーパ寸法[mm] W92×H40×T6  
スクレーパ角度[度] 0(面直) 0(面直)~30
スクレーパ圧 15,30 10,30,50,70,100
掻取速度[mm/sec] 10,40,100,200(別途変更可能)  
撮像時間[sec] 2  
解析時間[sec] 2 4
電源 AC 単層 100V-240V 50/60Hz  
消費電力 本体:190W,照明:50W,PC:73W 本体(照明込):300W,PC:500W,モニター:30W
外形寸法(本体) W600×D340×H385*4 W855×D385×H652
外形寸法(電源BOX) W222×D450×H380*5 本体に含む
本体重量[kg] 24 80

*1.JISに基づく評価範囲です
*2.粒模様は特注対応となります
*3.筋模様は標準粒子を用いた実験データです(JIS評価)。深さ50μm 粒度ゲージの場合2.5μm(5μm目盛間隔)
 粒模様はレジストインキを用いた実験データです(JIS評価)。深さ50μm 粒度ゲージの場合2.5μm(5μm目盛間隔)
*4.ボタン、コネクタの突起物は含みません
*5.照明本体(W179×D249×H115,重量約2.4kg)を含みません

アプリケーション

電気・電子分野▸レジスト、導電ペースト、ガラスペースト、電極スラリー
印刷分野▸インク、インク添加剤、グラビアインキ
化学品分野▸アクリル系エマルジョン、接着剤 *透明資料は除く
食品分野▸チョコレート、飲料

 

■測定例

 

インク(分散度 24μm)

標準粒子 25μm

粒パターン 筋パターン