【日本化学会】分散凝集科学技術講座のご案内

主催 日本化学会 コロイドおよび界面化学部会
協賛(予定) (順不同)界面動電現象研究会、化学工学会、高分子学会、材料技術研究協会、色材協会、電気化学会、ナノ学会、土壌物理学会、日本化粧品技術者会、日本セラミックス協会、日本分析化学会、日本油化学会、日本レオロジー学会、表面技術協会、粉体工学会、日本接着学会、応用物理学会
日時 2025年12月16日(火)、17日(水)
形式 オンライン(Zoom)

 

【開催概要】

分散・凝集技術は、塗料、セラミックス、電池材料をはじめとする工業分野だけでなく、食品、化粧品、医薬品、農薬などの幅広い領域において重要な基盤技術です。分散系における粒子の表面状態、ナノ構造、粒子間の相互作用など、ミクロスコピックな現象がマクロスコピックな物性にどのように影響するかについては、今なお多くの課題が残されています。

本講座は、これまでの11回の開催を通じて培った知見に基づき、今年度は特に基礎部分の内容を充実させました。分散・凝集の原理から始まり、測定・評価手法、さらには実際の応用例まで体系的に学べる構成となっています。特に初心者の方や基礎を再確認したい方にも理解しやすいよう、解説を強化しています。

また、参加者の多様なニーズに応えるため、2日目の午後には選択制の2コースを設け、より専門的な内容も学べるようにしています。さらに、全プログラムは見逃し配信にも対応し、後から両コースを視聴することも可能です。

1)選択制の2コース(2日目の午後)

Aコース:電池、エレクトロニクス、塗料、新規応用向け

Bコース:化粧品、ハウスホールド、バイオ、医薬品向け

2)見逃し配信

2つのコースを後から視聴可能

3)講座テキストのカラー印刷

テキストはカラー印刷

 

開催日程 プログラム
12月16日(火)
9:10〜10:20
実用系における分散凝集の基礎と未解明課題への挑戦
武田コロイドテクノ・コンサルティング㈱ 武田 真一 先生
12月16日(火)
10:30〜11:50
【特別講演】非可逆系 vs. 可逆系ー分散凝集に対するアプローチの選択
東京理科大学 大島 広行 先生
12月16日(火)
12:50〜14:00
コロイド粒子の帯電と分散凝集に対する理論モデルの適用性
筑波大学 小林 幹佳 先生
12月16日(火)
14:10〜15:20
微粒子表面のハンセン溶解度パラメータの測定および分散性評価
関西大学 山本 秀樹 先生
12月16日(火)
15:30〜16:40
実用濃厚スラリーでの分散設計 ~分散安定性とぬれの考え方
小林分散技研 小林 敏勝 先生
12月16日(火)
16:50〜18:00
直接測定からわかる表面間力の実際
同志社大学 石田 尚之 先生
12月17日(水)
9:00〜10:00
光散乱法で計測する液中粒子のサイズ・形状・相互作用
産業技術総合研究所 高橋 かより 先生
12月17日(水)
10:10〜11:10
分散系レオロジーの基礎と評価
日本ペイントコーポレートソリューションズ(株) 井賀 充香 先生
12月17日(水)
11:20〜12:20
実用濃厚系における分散凝集の評価法
武田コロイドテクノ・コンサルティング㈱ 武田 真一 先生
12月17日(水)
13:30〜14:30
【Aコース:電池、エレクトロニクス、塗料、新規応用向け】
ナノ粒子の界面設計による分散制御とCircular economyへの応用
早稲田大学(東京農工大学) 神谷 秀博 先生
 
【Bコース:化粧品、ハウスホールド、バイオ、医薬品向け】
化粧品の乳化概論と技術動向
神奈川大学 山下 裕司 先生
12月17日(水)
14:40〜15:40
【Aコース:電池、エレクトロニクス、塗料、新規応用向け】
高濃度粒子分散系のレオロジー制御 ー擬塑性流動とダイラタント流動を使いこなすー
㈱豊田中央研究所 中村 浩 先生
 
【Bコース:化粧品、ハウスホールド、バイオ、医薬品向け】
粒子分散および表面処理の基本的な考え方とその具体例
福井技術士事務所 福井 寛 先生
12月17日(水)
15:50〜16:50
【Aコース:電池、エレクトロニクス、塗料、新規応用向け】
数値シミュレーションで可視化する分散・凝集とその流動・乾燥挙動
(社)プロダクト・イノベーション協会 辰巳 怜 先生
 
【Bコース:化粧品、ハウスホールド、バイオ、医薬品向け】
化粧品における粉体分散技術(分散体とその塗布膜の設計と評価)
株式会社資生堂 福原 隆志 先生
※プログラム・内容は予告なく変更になることがあります。
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