嫌気性試料の測定に

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  • シールドGeATR

シールド状態を維持してそのまま測定

二次電池電極などの嫌気性試料について赤外スペクトルを得ようとする場合、試料をグローブボックス内でサンプリングし、ATR等にセットしますが、そのままでは試料が空気に触れてしまい、試料状態が変わってしまいます。

 

製品情報

特徴

本機はトッププレートが簡単に着脱できる構造になっており、トッププレートだけをグローブボックス内へ搬入し、試料をセット、シールドした後、FT-IRの試料室での測定が可能です。
グローブボックスから取り出してもシールドが保持されますので、嫌気性試料の測定を安心して行うことができます。
ATRのトッププレートは小型で取扱が容易です。
トッププレートサイズ:140×123×135(w×d×h)mm

充放電中における電極表面情報、電解液情報などin-situで測定可能電解セルの制作も承ります。

 

 

ベース部光学系透視図

 

加熱型ATR装置

 

一定温度に加熱または昇温しながら試料表面の赤外情報が得られます。試料の熱劣化、熱分解、熱硬化反応等の様々な熱化学反応過程の測定でご利用頂けます。ダイヤモンドは他のプリズムに比べ高い熱伝導性を有しており、室温~200℃(オプションで300℃)で使用できます。また、ダイヤモンドは酸、アルカリに強い高硬度の炭化タングステン(TungsutenCarbide)でマウントされています。シールド加熱ダイヤモンドATRは嫌気性試料の表面分析用として測定部分を密閉した状態で測定が可能です。水分や酸素を遮断した状態で加熱測定が可能です。